2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

WILDERNESS(ワイルダネス) 7 (サンデーGXコミックス)

今回特に戦闘シーンの躍動感がすごいです。ただ、絵柄の所為でしょうか、キャラクターの輪郭というか感じが似ているのでしばらく読まないと誰が誰かちょっとこんがらがってよくわからなくなるんですよね・・・WILDERNESS(ワイルダネス) 7 (サンデーGXコミッ…

右翼と左翼

いまさら人に聞くことはちょっと恥ずかしい「右」とか「左」ってどういう意味?という問いをわかりやすく説明する一冊。右翼と左翼という言葉が生まれた起源はもちろんのこと、その定義や日本社会ではどのように捉えられてきたかということまでやさしく解き…

経済政策を歴史に学ぶ

デフレを脱し、低いインフレを実現しながら経済の安定的な成長を財政、金融政策等のマクロな経済政策の積極的な活用を通じて目指す「リフレ」派の経済学者が、近年日本の経済政策を中心に社会問題について論じた一冊。現在の構造改革主義の経済思想が掲げる…

河村たかし名古屋市長のPR力を測定してみる(?)

ふと思いついて、河村たかし名古屋市長のメディアへの登場回数を測定してみました。測定に使ったのはgoogleのニュース検索。25,000 以上のニュースソースからニュースを検索できるシステムで、読売、朝日、中日、東京、毎日、日経、共同、時事の主要な新聞と…

世襲議員のからくり (文春新書 698)

週刊文春で不定期に連載してきた世襲議員問題についての連載に加筆修正をおこなって新書にまとめたもの。週刊誌連載を読んでいた人には復習になってしまい物足りないかもしれないが、はじめての方にとっては大変衝撃的な内容だと思う。 筆者はまずあえて世襲…

民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書 290)

民主党の結党から現在までを描いた新書。類書の中ではもっともよくまとまっていると思う、特に党内のグループ(派閥)や地方組織、支持団体について詳しく書いている点は興味深い。民主党について理解する入り口、入門書としては最適の一冊。民主党―野望と野…

自民と民主がなくなる日―永田町2010年 (幻冬舎新書 と 1-1)

2009年の総選挙以降にどのような政界再編がおこなわれるか予想している。巻頭に掲載されている人物相関図は自民と民主の党内力学、キーマンの関係をうまく描いていて参考になる。 ただ、読売のナベツネと日本テレビの氏家斉一郎の力については過大に評価して…

愛国者は信用できるか

ありとあらゆる社会問題、事象を「愛国心」という言葉で解決することができるという人々に対する違和感の意味を古今の愛国者や愛国心を論じた論者を紹介しながら、見事に解きほぐした名著。愛国心などということは、声高に叫ぶことではなく自分の胸の中で思…

政治家失格―なぜ日本の政治はダメなのか (文春新書)

大家清二のペンネームで1995年に私の人生を変えた書『経世会死闘の七十日 』講談社を書いた著者の体験的政治家論。テレビで観る時の筆者のコメントには、正直なところ素直に首をふれないときもあるのですが、やはり腰を落ち着けて思考をまとめて書いた本は相…

参議院なんかいらない

失礼かもしれないが、本書は少し悪人の話のほうが善人の話しよりははるかに面白いという典型ですね。いわくつきの元参議院議員が集まっての討論会、第一弾。隠し砦の三悪人じゃないですが、単なる対談ではなく、悪漢が三人集まって鼎談になれば最強(?)と…

モンスターエンジン西森の鉄工所ラップ

あらびき団という芸人(そうでない人ばかりの週もあるけど。素人も出演可)が、ゴールデンタイムではちょっと放送できない「あらびき」な芸を紹介するという、番組があります。私はバラエティはほとんど見ないで育ったのですが、この番組とアメトーク、そし…

名古屋市議会を傍聴してきました(5月19日(火曜日)午前11時より)

ついでがあったので今日から始まった名古屋市議会を傍聴してきました。といっても深い理由はなく、傍聴したのも午前中だけ。実は、私は、名古屋市議会の議場の中に私は入ったことがなく、傍聴に行った理由は一度見ておきたかったというだけです。 朝一の用事…

red Eyes 13 (13) (講談社コミックスデラックス)

しまった12巻を読んでいなかった。話がまったくつながらん。相変わらずの超人バトルが繰り広げられているのだが、どうしてこういう状態に突入したのかが・・・redEyes(13) (KCデラックス)作者: 神堂潤出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/05/15メディア: コ…

意識が鮮明に

最近、本当に早起きになったもので5時代には目が覚めることが多い。レビューを書いたり、メールの返信をしたりするには最適の時間となっています。朝は、本当は頭が回りきっていないはずなのですが、文書を書いているうちに意識が徐々に鮮明になっていくのが…

ナショナリズム―名著でたどる日本思想入門

日本ナショナリズムの起源を10冊の文献を読み解き紹介する形でさぐった名著。石光真清『城下の人』から本宮ひろ志『男一匹ガキ大将』、小沢一郎『日本改造計画』まで多様な文献が取り上げられる。日本人とは何か、愛国心とは何か、そして日本のナショナリズ…

政党が操る選挙報道

2005年の小泉郵政選挙の後に何冊か出版された政党のメディア戦略、コミュニケーション戦略について政党がメディア(特にテレビメディア)を積極的に活用するようになった経緯を歴史をたどりながら概観した書。自民党の広報PRチーム「チーム世耕」の評価は…

灼熱のエスクード3 I WILL CATCH U (富士見ファンタジア文庫)

いよいよ物語はクライマックスへと進んでいく。ヒロインの過去がついにあきらかに!!というような回。主人公は、時に折れそうになる心を奮い立たせ、仲間の協力を得ながらついに最後の戦いに挑もうとしている。次回が最終巻かな?灼熱のエスクード3 I WILL …

灼熱のエスクード2 LADY STARDUST (富士見ファンタジア文庫 132-8)

相変わらずほどほどにハードロマンな感じで読み応えがあり、面白い。惜しいのは、キャラクターを増やしすぎたためか登場人物一人ひとりの書き込みが荒く感じる点があることぐらいか。灼熱のエスクード2 LADY STARDUST (富士見ファンタジア文庫)作者: 貴子潤…

新書マップ~知の窓口~

無料の新書のデータベース化、検索に特化したウェブサイト新書マップを書籍化したもの。7,000冊を超える新書のデータ(概要)が、32個の分野と1003のテーマ分類、紹介されています。取り扱っている新書レーベルは、2003年までに発刊された38種類。もちろんテ…

指定管理料を払っていない?

家に帰ってきて、食事を食べて片付け終わって一息つきながら夕刊に目を通していたところ気になる記事を見つけました。夕張市の美術館に関する記事なのですが、以下のような記述がありました。夕張市は館の運営を指定管理者制度を使って観光開発会社にまかせ…

戦国自民党―これから10年権力の椅子に座るのはこの男だ

ほとんど本書のシュミレーションで分析されたとおりに自民党の人事はおこなわれ、出世すると指摘されていた議員(あたりまえのことだが、若くして当選した2世議員が多い)が出世している。 本書は、当選回数による人事システムが完全に確立していた80年代後…

ハクバノ王子サマ 10 (10) (ビッグコミックス)

許されないと思っていても結局自分の気持ちにはうそはつけないということなのか。しかし、物語ならぬ現実には、そこへ至る壁があきらかにある。[rakuten:book:12950013:detail]

【メモ】今後のエントリー予定

・レビューを続ける(新書100冊越えを中心に) ※まあ、ぼちぼちやるしかないですね ・体験的NPO論(今あえて問う。NPOとは何か、そして人材は育ったのか) ※副題が長すぎるな(笑) ・国会議員世襲リスト ※以前書いたとおりぼちぼちつくっています。世…

COPPELION 1 (1) (ヤンマガKCスペシャル)

設定には、荒唐無稽なところがあるが、面白い。放射能にまみれて廃墟と化した東京を女子高生が駆け抜ける姿はなかなかシュールで、深刻なストーリなのに可笑しさをおぼえてしまう。COPPELION(1) (ヤンマガKCスペシャル)作者: 井上智徳出版社/メーカー: 講談…

日本の選挙―何を変えれば政治が変わるのか

日本の選挙に関する通説、俗説の類を一蹴し各級の選挙によってすべて選挙制度が違う「選挙制度のデパート」状態となっている日本の無原則な選挙制度を解説し、その改善を提案した名著。212ページと中公新書としてはコンパクトな書ですが、選挙制度の背景ある…

センゴク天正記 5 (5) (ヤングマガジンコミックス)

日本人なら誰しも知っている長篠の戦いの真実を描く。織田、徳川両陣営を恐怖のどん底に常に陥れてきた、赤備えの山県昌景にもついに最後のときが。 長篠の戦い編もいよいよ終焉。ネタばれになりますので、詳細は書きませんが、教科書で習った話は嘘だったの…

灼熱のエスクード―MATERIAL GIRL (富士見ファンタジア文庫 132-7)

かって魔界とこの世を繋ぐ門が開かれ世界は魔族に蹂躙された。現在は、門は閉じられているが、定期的にレディ・キィの命をささげることで封印をおこなわねばならない。そんな時代に、人の世のエスクード(盾)として活躍する少年の姿を描いたビルディングロ…

反西洋思想

オクシデンタリズム、「敵」によって描かれる描かれる非人間的な西洋像、「殺人的な憎悪」という聞きなれない言葉を使って世界の各地にある反西洋思想ともいえる筆者たちのいうところの「偏見」の数々に検討を加え、その歴史的ルーツをたどったユニークな書…

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる

アメリカによる『年次改革要望書』を取り上げたある意味、大変面白く意義深い新書。ただ、この種の論は一つ間違うと、ある特定の事由が社会を動かしているとする陰謀論に陥ってしまう可能性があり、読み方に気をつけなければいけない書物といえる。拒否でき…

忘れられない国会論戦―再軍備から公害問題まで

官僚に作ってもらった質問の朗読、同じく原稿の棒読みによる答弁、ばかりがおこなわれ論戦とよべるものはほどんとおこなわれてこなかったと考えられて来た戦後の国会において、真の論戦と呼ぶにふさわしい激しいやり取りが交わされていた。その記録を戦後の…