行政

オーラルヒストリーを読む

だんだんオーラルヒストリーを読むことができるようになってきて不思議な気持ちになっている。新年は、とても本を読めるような状態になかったのに2か月で心境が変わっているのが自分でも面白い。 今読んでいる宮澤弘の回顧録が地方自治の黎明期を淡々と語っ…

【転送・転載歓迎】NPOの政治参加を考えるセミナー 〜NPO法と政治活動〜

■NPOの政治参加を考えるセミナー 〜NPO法と政治活動〜 さいたま市民活動サポートセンターの運営を来年度から市の直営とする条例改正案が、センターを利用する登録団体の一部が、施設を政治活動に使っていることを理由として可決されたことに対して、全国の N…

税の攻防―大蔵官僚 四半世紀の戦争

大学時代に購入し新刊で読みました。発売日は98年4月、この頃私は、金融ビックバンや長銀、日債銀問題、それにともなう省庁再編がメディアで大きく報じられる中で、大蔵行政に強い関心を持っていました。そうした流れの中で本書を手にとったと記憶しています…

地方自治における改革派って何なんだろう

田村秀「暴走する地方自治」(『ちくま新書』、筑摩書房、2012年)が、読みたい。特に改革派知事第一世代の実績を検証していそうな「第2章「改革派」たちが遺したもの」に興味があります。そもそも、地方自治における改革派って何なんだろうと、素朴な疑問を…

「C.O.E. オーラル・政策研究プロジェクト」の報告書の一部公開について

「C.O.E. オーラル・政策研究プロジェクト」の報告書について、いつの間にPdf化されダウンロードできるようになったのでしょうか。以前は、国会図書館で閲覧するしか実質的に読む方法がなく、読みたいなと思いながら半ば諦めていたのですが(所蔵図書のデジ…

岩田昭人尾鷲市長の「一日一魚」と「三日に一魚」

東紀州随一の魚好きの岩田昭人氏(元三重県庁、現尾鷲市長)が、一日、一魚を紹介するウェブサイト「一日一魚」と尾鷲市長に就任されてから尾鷲市役所のウェブサイトで三日に一魚を紹介するコーナー「三日に一魚」。10年余続けてらっしゃるのが凄いです。市…

鳩山内閣総理大臣記者会見2010年03月26日

総理大臣記者会見オープン化(?)後、はじめての会見。1時間少々。神保哲生、上杉隆、岩上安身らそうそうたる面々が質問したよう。後で必ず見よう。 ●プレスクラブ (2010年03月26日) 鳩山内閣総理大臣記者会見−ビデオニュース・ドットコム インターネット…

地方自治のプロの技をみたい

引くべき所と押すべき所、喧嘩の売りどころ。そんな機微を全てわきまえた地方自治のプロの技をみたい。危機の自体にはそんなリーダーこそが求められていると思う。政治にはハッタリが必要なことは理解しているつもりだけど、近頃、勢いに任せた荒っぽい振る…

合意をつくる努力をするのが政治家の仕事ではないのか

阿久根市の市民懇談会に出席された方のツイートをまとめて読む。一連のツイートを詠む限りあまりにもひどい状況で読み返す気力がでてこない。 安易に市民間の対立を煽るのではなく、意見や立場の違う人々の間に入って粘り強く調整をおこない合意を作り出すこ…

活字の無力

活字の無力。事業仕分けの話と見せかけて実はそうではない人間観察のコラムかな。あの場面、印象的だったようでいろんな人が話題にしている。個人的には映像メディアの恐ろしさを感じた一幕だった。いや、むしろ感じているのはおかしさなのかな・・・ ●蓮舫…

行政刷新会議『事業仕分け』民間有識者

新聞には、掲載されたはずなのだけど公式のものを発見することができなかった。でも、取り急ぎ、何か叩かれているらしいので、ネットで拾った行政刷新会議『事業仕分け』民間有識者メンバーの名簿をメモ代わりに転載しておく。ざっと見た感じ学者が多いかな…

「高度な」質問

わずかでも公共施設の運営に携わったことのある人なら、図書館に限らず経験したことがあるだろうKYな質問(依存的な質問or姿勢といいかえてもよいかもしれない)。お客様は神様という視点にたてば、どんな要望にもお答えするのが基本なのかもしれないが、…

記者クラブ開放(外務省)

ついに外務省が記者クラブを開放した。歴史的な出来事だと思う。岡田外務大臣は、この一点だけでも歴史に名を残したのではないか。 ●外務省 大臣会見に関する基本的な方針について(会見参加の事前登録開始) http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/oshirase/21…

八ッ場ダム

やんばと読むことすら知らなかったほど不勉強で経緯をまったく把握していないので、こういうエントリーは助かる。できれば推進派の意見ももう少し知りたいところ。 ●誰も書かない八ッ場ダム 福田VS中曽根の戦い リュウマの独り言 http://ryuma681.blog47.fc2…

メモ

●[書評]不透明な時代を見抜く「統計思考力」(神永正博) 極東ブログ http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/09/post-422a.html ●構想日本【Japan Initiative】事業仕分け http://www.kosonippon.org/shiwake/index.php ●民主党「渋滞しそう…

慶応義塾大学片山善博教授インタビュー

タイトルは、刺激的だけど内容はしごくもっともなインタビュー。自治体の区域を広げるだけの道州制や知事会のための地方分権になんの意味もないことが、わかりやすく語られている。 ●慶応義塾大学 片山善博教授 核心インタビュー 「エセ地方分権的“道州制”で…

出世するテクニック

義理を欠く、人情を欠く、恥を欠く。前二つをやっている人はよくあるけど、特に恥を欠くと官僚の世界では、出世するらしい。それにしても劇画の世界だなあ(笑)笑っていたらいかんのだろうけど・・・ ●新党大地 第四回北海道セミナー 佐藤優 2/4 http://www…

都知事とは何か―青島・鈴木・美濃部に見る都知事の器量

都政を長く取材したジャーナリストによる都知事論。ちょうど石原都知事が誕生する直前に出版されている。 一読して驚くのは、都知事が社交(例えば、各種大会等でのあいさつ、祝辞)に時間をとられる忙しい職業だということをさらっと書いていた点。確か、石…

地方分権改革に関する公開討論会録画映像を見た

メモをとりながら見たが感想を書くのは力尽きたので後日に。本日、マニフェストの採点結果も公表されるとのこと。 ●全国知事会ホームページ/地方分権改革に関する公開討論会収録映像配信中 http://www.nga.gr.jp/movie/index.html

市場検察

検察、特に検察批判について考える上で興味深い一冊。経済事案に関わる中であらたな使命感に目覚めた検察官が、巨悪の定義を変え検察組織そのものを変えていく過程が、著名な事件の内幕とともに描かれる。非常にドラマチックでもある。市場検察作者: 村山治…

外交激変元外務省事務次官柳井俊二

論座で連載されていた90年代の政策決定に大きな影響を与えた人物への連続インタビューをまとめた一冊。シリーズ自体は大変興味深く、意義のある内容だったが、本書についてはあまり関心を持てる内容ではなかった。高級官僚らしくそつなく答えているのだが、…

首相官邸物語

旧官邸に毎日新聞の番記者として張り付いた筆者が、旧官邸を舞台におこり自らが取材した政治劇や新官邸の仕組みについてまとめた一冊。大平正芳首相襲撃事件については、本書ではじめて知った。また、「平成」元号制定時のスクープ合戦についても興味深く読…

【続報3】後房雄氏が名古屋市経営アドバイザーを辞任

「河村市長ブレーンの後氏が辞任 NNNニュース」<http://www.rab.co.jp/nnn/news8623768.html>(2009/6/12アクセス) 河村市長ブレーンの後氏が辞任 (愛知県)名古屋市の河村市長のブレーンとして、市の経営アドバイザーを務めていた名古屋大学大学院教授…

【続報2】後房雄氏が名古屋市経営アドバイザーを辞任

「’09名古屋の変:市アドバイザー、後氏が辞意示す」 <http://mainichi.jp/chubu/archive/news/2009/06/09/20090609ddh041010005000c.html>(2009/6/11アクセス) 名古屋市から市経営アドバイザーに委嘱されている名古屋大大学院の後(うしろ)房雄教授…

【続報】後房雄氏が名古屋市経営アドバイザーを辞任

少しずつ続報が出てきたようですので取り急ぎコピペして貼り付けます。このタイミングでの辞任に対しては、6月19日から開会する6月議会で市長に対して詳しい説明を要求する質問が出てくることは間違いないでしょうね。 「メテレニュース 河村市長のブレーン…

衝撃!?【辞任】後房雄名古屋大学教授が名古屋市経営アドバイザーを辞任、何が起こったんだ

詳細は、まったくわからんのですが、たった今後房雄名古屋大学教授が名古屋市経営アドバイザーを辞任したとのニュースを見ました。辞任理由は「一身上の都合とのこと」現在のところ何が起こったのか詳しい事情は一切わかりませんが、一つだけわかったことが…

自民党政治の終わり (ちくま新書 741)

今日、自民党政治の終わりは誰もが予感し、あるいは確信している。しかし。それにも拘らず、自民党システムに関わりうる制度を私たちは持っていないのではないか、本書を読了してはじめに感じたことである。 本書は、導入で小沢一郎というある意味自民党シス…

労働再規制―反転の構図を読みとく (ちくま新書 748)

はじめ本書を手に取ったとき正直面食らった、内容のことでなく、文体がですます調、それも口語に近いような文体で書かれていたからである。よく読んでみると筆者のブログ記事を下敷きに新書にまとめたものだということで、文体がそうなるのはある意味必然と…

河村たかし名古屋市長のPR力を測定してみる(?)

ふと思いついて、河村たかし名古屋市長のメディアへの登場回数を測定してみました。測定に使ったのはgoogleのニュース検索。25,000 以上のニュースソースからニュースを検索できるシステムで、読売、朝日、中日、東京、毎日、日経、共同、時事の主要な新聞と…

名古屋市議会を傍聴してきました(5月19日(火曜日)午前11時より)

ついでがあったので今日から始まった名古屋市議会を傍聴してきました。といっても深い理由はなく、傍聴したのも午前中だけ。実は、私は、名古屋市議会の議場の中に私は入ったことがなく、傍聴に行った理由は一度見ておきたかったというだけです。 朝一の用事…