世襲・2世

日本型デモクラシーの逆説―2世議員はなぜ生まれるのか

あとがきより本書の骨格について「さて本書は、日本のデモクラシーを考える上で避けることのできない課題を取り扱っている。後援会である。そして後援会と二世議員の関係を論じ、二世議員と当選回数主義を結びつけて分析してみた。」 20年近く前に今日の自民…

「世襲党」、ぜひ、つくってほしいなあ。おもろい。でも、ちょっとこの流れはまずいかも。

浜田防衛大臣、世襲制限に関連して「逆に「世襲党」を創って出るとかってこともあるかもしれませんね」。朝から笑わせてくれる(笑)鳩山総務相の「ド世襲政治家ですから」もちょっと面白かったけど。世襲問題、私も色々書いてきましたので、メディアの批判…

世襲議員のからくり (文春新書 698)

週刊文春で不定期に連載してきた世襲議員問題についての連載に加筆修正をおこなって新書にまとめたもの。週刊誌連載を読んでいた人には復習になってしまい物足りないかもしれないが、はじめての方にとっては大変衝撃的な内容だと思う。 筆者はまずあえて世襲…

副産物、地方議会の世襲問題について

実は、政治家の世襲問題は国会に限らず地方議会にもあります。特に中選挙区制をとっている県議会議員や政令市の市議会議員は、地盤が固定化しており継承がやりやすいのか、保守系の議員を中心に世襲政治家は目立ちます。もちろん実際選挙に出馬する人間は世…

国破れて議員あり

この男は強い男だ。一読してそう感じた。挫折を乗り越えた経験を持つ人間は強い意思を持つ。彼は、その意思の力で国会議員になり、孤立する中でも戦いを続け、そして今、悲願の市長の座を手にした。しかし、多くの名古屋市の有権者や全国の河村たかしのファ…

永田町の上流家族―政界と財界を結ぶ“血の絆”とは

世襲議員について調べていく過程の中でたまたま購入した一冊。筆者は、「新聞記者で死にたい―障害は「個性」だ 」(中公新書)で有名な毎日新聞の牧太郎氏。今の筆者はこうした政界本は書かなくなってしまったが、本書は、派閥記者全盛自体の往時の筆者の活…

小考「国会議員の世襲問題について、世襲(2世)議員の現況について考える」

※注 おもいっきり私の特殊な趣味に走った内容になっています。書いているうちにどんどん長くなり長文にもなってしまいました。ご関心のない方は、さらっと読み飛ばしていただいても結構です。でも、書き上げた興奮もあってなかなか面白い内容になったと自画…