ふと思いついて、河村たかし名古屋市長のメディアへの登場回数を測定してみました。測定に使ったのはgoogleのニュース検索。25,000 以上のニュースソースからニュースを検索できるシステムで、読売、朝日、中日、東京、毎日、日経、共同、時事の主要な新聞と通信社、地方紙の記事の検索が可能です。この検索システムに市長の名前で検索(1ヶ月以内のニュース)をかけて日付順にソートしました。まだ、就任1ヶ月経っていないところでの調査ですから、少し気が早いかもしれませんが、以下のような結果が出ました。
●「河村たかし」検索結果:255件
この数字を多いと見るか少ないと見るか単体ではわかりませんので、名古屋市と同じ政令市で古くから設置されており別格とされている旧六大都市の東京都、横浜市、大阪市、京都市、神戸市とメディアへの露出の多い「東国原英夫」宮崎県知事、「橋下徹」大阪府知事を同条件で検索し比較してみました。
●神戸市長「矢田立郎」検索結果:84件
●宮崎県知事「東国原英夫」検索結果:158件
●大阪府知事「橋下徹」検索結果:951件
※以上、すべてGoogleニュースでの検索結果(2009/5/21)
新型インフルエンザ関連で報道が多くなっているということもあるのでしょうが、橋本大阪府知事のメディアへの露出はやはり群を抜いていますね。就任1年経ってもこの数字を維持しているのはすごい。東国原英夫宮崎県知事が他と比較してそれほど多くないのも興味深いですね。それにしてもこうした名の通った首長と並んで互角以上の数字をあげた河村たかし名古屋市長は、メディアへの露出、PRという意味では現在のところ成果をあげているといっていいのではないでしょうか。もっとも就任して間もないので、今後もメディアの関心が維持できるかどうかは未知数ですが。今後も月一回のペースで同じ検索方法を使って定点観測をおこないデータを蓄積していきたいと思います。
ちなみにどこのまちとは申しませんが、私の郷里の市長も試しに検索してみたところ5件でした。それなりに大きなまちなんですが・・・もちろん、マスコミに露出するのは手段であって目的ではないので、これをのみ取り上げて首長の実力を図るのは公正さを欠くといっていいと思います。でも、正直なところちょっと寂しかったです。