政党が操る選挙報道 - ほぼ読書日記

　2005年の小泉郵政選挙の後に何冊か出版された政党のメディア戦略、コミュニケーション戦略について政党がメディア（特にテレビメディア）を積極的に活用するようになった経緯を歴史をたどりながら概観した書。自民党の広報ＰＲチーム「チーム世耕」の評価は正直高すぎると感じたし、また、政党はメディアを操るというよりは、どちらかといえば結果的に操られているとの印象が私には強いが、近年の政党とメディア（特に選挙について）の関係について理解深める助けとなる一冊。