政治

川上から川下へ

選挙のやり方にこれは絶対という答えはないけど、一つの真理を体現している小沢手法。まあ、さぼらず足を使うしかないということ。 ●自民党を震え上がらす これが小沢選挙だ/日刊ゲンダイ http://www.ozawa-ichiro.jp/massmedia/contents/appear/2009/ar200…

演説力―わかりやすく熱い言葉で政治不信を吹き飛ばせ

表題の趣旨には強く賛同する。ただ、筆者も書いているようにエンターティメントが多様化し演説が持つ娯楽性が薄れた今、演説が再び注目をあびて力を持ち、過去のように復権することは非常に難しいだろう。ただ、演説という形式は死んでも、政治における言葉…

自民党ネットCM(新)

公明党のCMを見たときも思ったことだけど、ネガティブキャンペーンやって面白ければ票が入るってもんじゃないと思うんだけどな。自民党はPR会社は相変わらず電通を使ってるんだろうか?Youtubeの再生回数だけは上がっているようだけど・・・ 今日の報道2…

民主党のCM

普通だ。でも今はこの普通で真面目な感じがウケルのかもしれない。いよいよ政権交代がなるのか。12日間の選挙から目を離せません。 ●YouTube - 民主党新CM「政治を変える(年金・医療)」篇 Aバージョン http://www.youtube.com/watch?v=gr6rWBbymSc&featu…

慶応義塾大学片山善博教授インタビュー

タイトルは、刺激的だけど内容はしごくもっともなインタビュー。自治体の区域を広げるだけの道州制や知事会のための地方分権になんの意味もないことが、わかりやすく語られている。 ●慶応義塾大学 片山善博教授 核心インタビュー 「エセ地方分権的“道州制”で…

選挙屋も変わったのかな(?)

今は、選挙プランナーという言い方をするようだけど一昔前は、選挙屋とか選挙参謀という言い方が普通だった。丼勘定なギャラで選挙の戦略構築、広報、事務などありとあらゆる選挙の実務を担い候補者を当選に導く。場合によってはあぶない橋も渡る。私が見た…

出世するテクニック

義理を欠く、人情を欠く、恥を欠く。前二つをやっている人はよくあるけど、特に恥を欠くと官僚の世界では、出世するらしい。それにしても劇画の世界だなあ(笑)笑っていたらいかんのだろうけど・・・ ●新党大地 第四回北海道セミナー 佐藤優 2/4 http://www…

「永田町学園小学校」シリーズ

別に公明党の支持者でもなんでもないのだけど、このCMに出てくる太田君のファンにはなりそうだ(笑)「動くポスター」シリーズラップ篇もなかなか面白い。でも、これって投票行動に結びつくのかな? ●公明党 ウェブムービー CM http://www.comtv.ne.jp/kom…

終の棲家 さきがけ

日本の政治史に彗星のように現われて、軌跡を残しながら消えていった「さきがけ」という政党とともに生きた政治家井出正一の回想録。わかりやすさが求められるテレビ時代には、地味でも誠実かつ堅実に仕事をこなすだけでは政治家は評価されず力を持つことは…

政治腐敗を撃つ―「不信」の明細書

金丸信自民党元副総裁、竹下登元首相にまつわるさまざまな疑惑を徹底的に検証取材したルポ。経世会論としても読める。すでに西松建設と金丸、小沢との関係にも触れており驚かされた。あれから20年近くの時が流れた。政治の腐敗は少しは変わったのだと思いた…

都知事とは何か―青島・鈴木・美濃部に見る都知事の器量

都政を長く取材したジャーナリストによる都知事論。ちょうど石原都知事が誕生する直前に出版されている。 一読して驚くのは、都知事が社交(例えば、各種大会等でのあいさつ、祝辞)に時間をとられる忙しい職業だということをさらっと書いていた点。確か、石…

細川護熙元首相インタビュー

相変わらず浮世離れした人だなあ。穏健な多党制を志向するならせめて全国一ブロックの比例制度だけは死守すべきだったと思うが、そういう政治勘はなかったのか、わかっていてもどうにもならなかったのか・・・ ●asahi.com(朝日新聞社):民主政権は「旗印絞…

地方分権改革に関する公開討論会録画映像を見た

メモをとりながら見たが感想を書くのは力尽きたので後日に。本日、マニフェストの採点結果も公表されるとのこと。 ●全国知事会ホームページ/地方分権改革に関する公開討論会収録映像配信中 http://www.nga.gr.jp/movie/index.html

みんなの党2

みんなの党(Your Party)は、オバマ大統領が多用する「We」を意識した党名ではないかとの説をどこかで読みました。なるほどそういうことだったのか。でも、一晩空けてあらためて見ても心が動かない党名だなあ。党名って政党の理念を表す大事なものだと思う…

政権力 (青春新書INTELLIGENCE 240)

もう少し濃い内容を期待していたけど、ざっくり戦後の政権を知る入門書としてはこれでいいのかもしれない。裏話も小出しに少しずつ書いている。大上段に構えた書き方をする方かと思っていたら文体が丁寧で驚いた。政治取材50年の蓄積を余すところなく記した…

みんなの党って

みんなの党って、名前付ける前に誰か止めようよ。みんなのうたかと思ったよ。 東京新聞みんなの党 8日に結成 渡辺氏「十数人参加」政治(TOKYO Web) <http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009080502000236.html>(2009/8/5アクセス)みん…

構造改革がこういう意味なら少しは面白いかも(?)

変化と進歩を嫌う伝統的保守派(?)を自認する私ですので当然構造改革には批判的でないといけないですが、今日の日記は構造改革派へのエールになっているかもしれません(笑) >Q.今の政治についてのお考えは?人を助けるという政治であってほしいですね。…

日本版ボートマッチ

読売新聞が設けている日本版ボートマッチを使ってみました。自分の政治的立場や意見に最も近い政党を知ることができる投票支援ツールとのこと。設問に答えるのにかかった所要時間5分程度。あまり深く考えずにどんどん選択していったところ以下のような結果に…

民主の敵―政権交代に大義あり (新潮新書 323)

特別非凡な者は感じないが、日本のスタンダードな保守政治家のあり方の一つを示している人物なのだと感じた。選挙に関するバイタリティのすごさには脱帽するが、政策的なオリジナリティはあまり感じない。これで勝負するという一転突破のテーマがあるわけで…

永田町心中

フライパンでスモークうまくいきました。難があったとすれば、蓋に使ったボウルと空焚きするような形になるフライパンが痛むことでしょうか。痛んで古くなったものを使うといいかもしれません。味はもうしぶんなかったです。 さて、もう一ネタ。色んなブログ…

逆臣 青木幹雄

90年代半ばから2000年代半ばまでの10年余りに渡って政界に大きな影響を与えながら、ほとんど研究らしい研究がなされていない政治家「青木幹雄」を取り上げた現在のところ唯一のノンフィクション。 残念なことに傑出した取材力を持つ筆者の手をもってしてもほ…

名古屋市議会議員ブログ集+α

先の名古屋市長選以来市政に多少興味を持ったので時々名古屋市議会議員のブログを見ています。その他市政についての情報が掲載されることのあるブログもあわせてここで紹介します。私は、RSSリーダーにまとめて一気に読んだりもしているのですが、あんまり使…

真空国会―福田「漂流政権」の深層

ほんの一、二年前の事なのに随分と昔のことに感じる安倍、福田両政権時代の政治の動きを官邸、国会の動きを中心に追ったドキュメント。自民党の決定力不足に起因する統治システムの崩壊と衆参ねじれ時代の国会で政治が漂流している様をよく理解することがで…

インテリジェンス人間論

日本の総理大臣やロシアの大統領から思想家、スパイまで、150人あまりが登場する人物論。橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗、プーチンといったよく知れた人物から蓑田胸喜のような今日、忘れ去られた人物まで幅広く取り上げて論じている。 人間を論じたものを読…

昭和期地方政治家研究―静岡県政史断章

静岡県を地盤に活躍した6人の政治家たちの列伝。彼らの歩みを丹念に辿り論じることで、昭和期の静岡県政の通史を描く。静岡県に限った話ではないが政治的なつながりが、長い年月の積み重ねの中にあるのものであり、それが政治を動かす一つの原動力となってい…

市場検察

検察、特に検察批判について考える上で興味深い一冊。経済事案に関わる中であらたな使命感に目覚めた検察官が、巨悪の定義を変え検察組織そのものを変えていく過程が、著名な事件の内幕とともに描かれる。非常にドラマチックでもある。市場検察作者: 村山治…

外交激変元外務省事務次官柳井俊二

論座で連載されていた90年代の政策決定に大きな影響を与えた人物への連続インタビューをまとめた一冊。シリーズ自体は大変興味深く、意義のある内容だったが、本書についてはあまり関心を持てる内容ではなかった。高級官僚らしくそつなく答えているのだが、…

首相官邸物語

旧官邸に毎日新聞の番記者として張り付いた筆者が、旧官邸を舞台におこり自らが取材した政治劇や新官邸の仕組みについてまとめた一冊。大平正芳首相襲撃事件については、本書ではじめて知った。また、「平成」元号制定時のスクープ合戦についても興味深く読…

保守政権の担い手

日本経済新聞の名物連載、私の履歴書に掲載された戦後日本の政治を担った自民党政治家6名の回顧録をそれぞれ取り上げている。6者6様の書き方で性格の違いが如実に出ていて大変面白い。彼ら一人ひとりをどう評価するかは、読む人それぞれに大きく違うだろうが…

国家情報戦略 (講談社+α新書)

逮捕、投獄暦のある韓日の情報機関に関係した経験を持つ両氏が国家の情報戦略について対談した書。スパイのリクルート方法や防諜の手法などディティールの部分はなかなか面白いです。まあ、一般人にとっては、こんな世界もあるのかなあというぐらいで読む他…