保守政権の担い手

 日本経済新聞の名物連載、私の履歴書に掲載された戦後日本の政治を担った自民党政治家6名の回顧録をそれぞれ取り上げている。6者6様の書き方で性格の違いが如実に出ていて大変面白い。彼ら一人ひとりをどう評価するかは、読む人それぞれに大きく違うだろうが、深く知りたいと思わせる深みが6名ともある政治家だとあらためて感じた。今日、後世の人にこれだけ関心を持たせることのできる存在感のある政治家が何人いるだろうかと考えると暗澹たる気持ちになった。