2009-08-14から1日間の記事一覧

終の棲家 さきがけ

日本の政治史に彗星のように現われて、軌跡を残しながら消えていった「さきがけ」という政党とともに生きた政治家井出正一の回想録。わかりやすさが求められるテレビ時代には、地味でも誠実かつ堅実に仕事をこなすだけでは政治家は評価されず力を持つことは…

政治腐敗を撃つ―「不信」の明細書

金丸信自民党元副総裁、竹下登元首相にまつわるさまざまな疑惑を徹底的に検証取材したルポ。経世会論としても読める。すでに西松建設と金丸、小沢との関係にも触れており驚かされた。あれから20年近くの時が流れた。政治の腐敗は少しは変わったのだと思いた…

アイゼンフリューゲル (ガガガ文庫)

ただ自由な空と速さを追い求める男の物語。ドラゴンと戦闘機の対比が美しい。映像化しないだろうか。アイゼンフリューゲル (ガガガ文庫)作者: 虚淵玄,中央東口出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/07/17メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 64回この商品を含…

都知事とは何か―青島・鈴木・美濃部に見る都知事の器量

都政を長く取材したジャーナリストによる都知事論。ちょうど石原都知事が誕生する直前に出版されている。 一読して驚くのは、都知事が社交(例えば、各種大会等でのあいさつ、祝辞)に時間をとられる忙しい職業だということをさらっと書いていた点。確か、石…

やっと手元に

手違いがあってやっと手元に届いた書籍。読んでいると色々と自分の歩みと重ねる部分もありなかなか読み進めない。同じようなものを見ても論じ方というのは色々あるのだなと当たり前のことを考えた。読み終え次第、しっかりとした書評を書きたい。NPOは公共サ…

居酒屋に見るこの国の空気

はてなブックマークより。この国から寛容さがどんどん失われていっているという論にはうなずける。考え方にせよ、生き方にせよ、あるいは社会習慣にせよ。幅のない個人のふるまいや制度の暴力に絶望する。そんなことを読んで考えた二つのエントリー。 ●よし…