憧れを思い出す

先日、SNSで見つけて知ったnoteなのですが、大変な熱量を感じて、読み始めたら止まらず仕事の手を止めて一気に読んでしまいました。
野中広務さんの秘書を長く務められた山田大智さんが秘書としての仕事を詳細に振り返って記されているのですが、政治に関わることに今よりも覚悟がいった時代の雰囲気が生々しく描かれています。
まったくレベルは違うので比べるのもおこがましいのですが、自分自身が若い頃に選挙の現場で経験したことと重なる部分もあり、所々頷きながら読んでいました。
 山田さんのように一人の政治家と強いつながりを持って、志を共にしながら政治の道に生きる人生を過ごしたいと若い頃は願い続けていましたが、自分にはそうした機会は結局訪れませんでした(今、少し異なる形で実現していることはありがたいですが)。
山田さんの仕事ぶりは、今日的な視点でみると信じられないほどのハードワークなのですが、それだけ自分を捧げられる政治家に出会えたことを正直、羨ましく感じました。
これだけの経験のある方が、地元事務所や後援会の運営などについてここまで詳細に書かれたものは珍しいと思います。実務的なディテールに踏み込んで書かれていることもあって貴重な内容です。
三木武夫秘書回顧録のように一冊にまとめて欲しい内容です。現在、宇野内閣の頃まで投稿されていますが、ここからが本番だと思います。続きが楽しみです。