ノンフィクション

税の攻防―大蔵官僚 四半世紀の戦争

大学時代に購入し新刊で読みました。発売日は98年4月、この頃私は、金融ビックバンや長銀、日債銀問題、それにともなう省庁再編がメディアで大きく報じられる中で、大蔵行政に強い関心を持っていました。そうした流れの中で本書を手にとったと記憶しています…

佐野眞一の面白いほう

佐野眞一のノンフィクションは、マイナーなテーマ、一部では有名だけど今日ではあまり知られていない人物をじっくり取り上げたものが面白い。この作品読みたいなあ。 ●わかりにくい沖縄「だれにも書かれなくなかった戦後史」 - 深町秋生のベテラン日記 http:…

右と左と裏―暴れん坊記者が明かす京都秘史

京都新聞の元名物記者が明かす京都の秘史。特に京都市政についていの筆者の食い込みぶりは大変なもので歴代の市長とも直で話せる仲だったようだ。詳しい回想は、52年に筆者が入社したころから80年代前半の筆者が前線の取材をする記者であったところでほぼ終…

地方の神々―現代ニッポンの首長 2009年04月12日 09:12

20数年前、全国には市町村が3,252あった。2009年4月1日現在、市町村の数は1,777。平成の大合併を経てほぼ半減したといえる。 個人的には、1982年に集中的に取材をおこなって出版された筆者の前著『地方政治家』の方が、一人ひとりの政治家の人間性に深く迫っ…

首領(ドン)は何を見たか 2009年04月04日 21:17

ほんの20年前の日本の各地には、地域に君臨するボスが多くいた。本書の中では取り上げられていないが、山形新聞の社主でTVや交通などの県内有力企業を参加に治め、服部天皇とも称された服部敬雄などはその典型といえる(注:最近再結成したユニコーンの曲…