年が明けた

読書をしようという気力がわかないまま正月が終わろうとしている。人生を振り返ると読書熱が突然盛り上がる時があって、ひとりの作者の本をすべて読んでみたりしたことが何度もあるが、ここ数年はそういう波が来ない。

ハードボイルド小説に嵌った時は、佐々木譲北方謙三大沢在昌藤田宜永の著作を一通り読んだし、時代小説が好みだった頃は、池波正太郎藤沢周平の作品を貪るように読んだことがある。そういう頃の感覚が今の自分にはない。

年々、執着が失われ、生来何事にもこだわらない性格なためか、何事についても関心が薄くなってきているのを感じる。また、波が来る日があるといいのだが。