秘密資金の戦後政党史

家事を片付けて休憩中に読書、論文や専門書を読みこなす元気はないので、軽めの読み物として、積読になっていた『秘密資金の戦後政党史』を選びました。
移動時間以外の読書は久しぶりな気がします。と言ってもそちらもほとんど読み進められていないのですが。
政治関係の文献は、現在進行形の話は必要に迫られた場合以外は読まなくなって久しいです。
こちらの書籍、新資料や証言が出てきたわけではなく、新しい発見はないのですが、タイトルや帯のコピーから感じる生々しさはあまりなく、全体像を概観する上ではよかったです。
元々、私は政治に清潔さや潔癖さを求めていないので、九十年代にこういった話が表に出てきた時もそれほど衝撃を受けませんでした。三十年近い時の流れの中で、より歴史になったと感じる読後感でした。