驚くことを間違えた・・・・・・・まさかの小沢一郎民主党代表辞任、そして、次の民主党の次の代表は?

 いやー、アフタヌーン新書が出たとかそんなことで驚いている場合じゃなかったですね。まさかの小沢民主党代表辞任。でも、補正と党首討論、都議選に代表される地方選など諸々の政治日程を考えると絶妙のタイミングともいえなくもない。時期を計っていたんでしょうけど、支持率回復で盛り上がるはずだった麻生自民党政権は出鼻をくじかれた形になりましたね。


 とはいえ、小沢が辞めてくれたといっても、後任に誰をどういう形で選ぶのか、小沢の処遇をこれからどうするのか課題は色々ありますね。重荷が取れた民主党側も反転攻勢の機会を得たと油断して判断を誤るとことによっては、また、逆風を受けかねない。


 辞任の仕方、タイミングついては、どのようにすると良い影響を与えるのか悪い影響を与えるのか、判断を迷っているうちに時間が経ってしまったというのが大方の民主党議員の実情だったのでは。まあ、幹部の中の数名が観測気球をここの所あげてはいましたが。結局のところ自主的に小沢が辞任してくれるのを待つしかなかった。こういう民主党をどう国民が評価しているかが問題ですね。


 ともかく、早急に新たなリーダーを選んで、来るべき総選挙を迎えることのできる体制をつくってほしいものです。できれば手垢のついていない清新な若いリーダーがここで出てきてほしいですが、まだ、早いかな。民主党の若手はずいぶん育ってきているとの評価が各方面でいわれていますが、でも、まだ、温存したほうがいいという意見もある。いずれにせよ5月は民主党から目が離せませんね。


 とりあえず、このあたりの文献を読んで次の代表を予測してみるかなあ・・・誰がいいのかなあ。

政治家失格―なぜ日本の政治はダメなのか (文春新書)

政治家失格―なぜ日本の政治はダメなのか (文春新書)

民主党の若手の政治家の人物像が一部紹介されています。筆者の一押しの人材として、民主党の「生え抜き四天王」、長妻昭、馬渕澄夫、細野豪志福山哲郎を小沢、菅、鳩山の次の世代、今後の民主党を担う人材として推しています。さらに四天王の下の世代の紹介もあるところが類書にはなく珍しい点でしょうか。
民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書)

民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書)

民主党内のグループ(自民党の派閥と違い所属しない議員も多く、各グループに重複して所属している議員も多い)が詳しく紹介されています。ただ、自民党の派閥と違って小沢派(一新会)以外は、ゆる〜い文化系サークル的なつながりなのでグループの論理で推薦する代表が決まるというわけでは必ずしもないようです。まあ、最近は自民党の派閥も同じような形になってきているようですが。
民主党10年史

民主党10年史

民主党関係者が民主党の結党以来10年の歴史をまとめた通史。民主党の党内組織などについても詳しく紹介されています。
民主党の研究 (平凡社新書)

民主党の研究 (平凡社新書)

※ジャーナリスト(第3者)の目から見た民主党の通史。筆者なりの各党首の人物論も試みています。