雑誌で池上さんのインタヴューを読んだらものすごく面白すぎて大笑いして腹筋が切れそうになったんで、これは小説を読んでみんんといかんなということで手に取りました。
で、読み終えたのですが、こりゃあ何と評したらいいのかわからん。SFというにはちょっと違うし、伝奇小説ともいいきれない、ヒロイン萌え(燃え?)なライトノベルではもちろんない、燃えるオカマの物語かな、文明論?、いやそこまではいってないな。というかそれは狙ってないか。何か違う。なんというか既存の小説のカテゴリーに入れることが難しいんですよ。まあ、小説のジャンルのカテゴリーわけにそれほど厳密な意味があるわけじゃないとは思ってますけど。大まかな分類がないと自分本を買うときと後は、人に薦めるときにこまるぐらいで。えーそれで本作についてですが、設定が斬新だとか、ストーリーの解説を入れようかと思いましたが、うまくあらすじを書いて説明する自信がなかったので辞めにしました。
面白いですよ。テンポよくグイグイ読みましたし、ただ、どうも私の求めているものとは微妙にずれている感じが残るんですよ。この違和感はどこから来るのかちょっと自分の中で消化し切れていません。他の作品も読んでみてから判断かなあ。ものすごい力を感じる作品なのだけれども、これでは、レビューになってないですね(笑)
メディアミックスも進行しており、漫画にもなりアニメの放送もはじまっているそうだ。ただ、この小説の無軌道なパワーを消化して他のメディアに落としきれるのか、僕だったら手を出さんかなあ。
- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/09/23
- メディア: 単行本
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