評判を呼んだ日本陸軍スパイ連作もの。キャラクターが立っており、テンポよく読める。エンターティメント性が高く漫画にもなった。このジャンルの小説はありそうで日本にはそれほど数がない。海外には一大山脈を築くほど多いのだが。個人的には、佐藤大輔の東京の優しい掟のようにこれでもかというほど救いのない、乾いたエスピオナージュの方が私は好みだが。

- 作者: 柳広司
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: 単行本
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