衆議院全300小選挙区データブック

 いよいよ、総選挙も近づいてきて週刊誌等も選挙予測をちょくちょく載せるようになってきました。でも、そういった評論家の先生方のどの辺に根拠があるのか(諸先生方すみません。データはもちろんきちっととっておられるんでしょうが)、もうひとつ不明な予測ではあきたらない、各選挙区ごとのちゃんとした各種データを読みたい。しかし、直近の選挙の情報はどこにしまったっけ、四年近く総選挙やってないから、困ったなすぐには出てこない。えー、そんな状況に陥ってしまった選挙マニア(?)の方に本書はお奨めです。


 本書の前書きにも書かれていますが、300小選挙区ごとの立候補予定者や有権者数等の基礎データが掲載されていることはもちろんのこと。最大の特徴は、衆参の比例代表選挙の絶対得票率の与野党ごとに分けたものを表と円グラフにしていることです。ここ数回の国政選挙の各党の得票率の推移をみることができます。


 11月解散が囁かれていたころに急いでまとめて出版されたため候補者の擁立状況は2008年9月頃の情報となっていますが、第一総合研究所ウェブサイトにユーザー登録すると定期的に情勢の変化を届けてくれるため最新の状況にも適時対応してくれます。しかも登録さえすれば、購入得点として情報提供は無料でおこなわれます。お得です。


 さて、去年の秋にいよいよ総選挙かといろんな意味で準備(?)のために大枚をはたいて勢いこんで小ぶりの電話帳ぐらいある本書を購入したのですが、あれから半年、解散する気配なし。麻生総理、頼むからもったいぶらずに解散してくださいよ。

衆議院全300小選挙区データブック

衆議院全300小選挙区データブック