永田町の回転ずしはなぜ二度回らないのか―政治家の名言・格言に学ぶ最強の処世術100 2006年06月30日 00:34

 戦後政治を創った政治家たちの名言(迷言)集。本書では、大野伴睦の「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」のようなよく知られた言葉から、坪川信三が女性を口説くときに使ったという「たのんます」といったあまり一般には知られていない迷言まで幅広く紹介されています。大平正芳の「一瞬が意味あるときもあれば、10年が何の意味も持たないこともある」という言葉は、私自身の人生観とも重なる所があり、個人的には大変印象に残りました。政治家という特殊な生き物の生態を知りたい方にお奨めです。