議会も慣習に支配されている

 選挙が慣習に支配された世界になっていることについて毎日書いてきましたが、議会も明文化されていないルールに支配された空間であることがよくわかるエントリーを見つけたのでご紹介します。


 自民党衆議院議員河野太郎のブログによると国会の質問について予算委員会を除く委員会では質問を事前に政府側(質問に関係する官庁)に通告するが、予算委員会についてだけは要旨を前日に通告し、数字等が必要なものは別途通告することになっていると河野氏は党から聞いて(ブログにそうととれる明確な表現はないものの文脈から判断しています)思っていた。ところが、予算委員会の質問通告は要旨で出すというのは、自民党国会対策委員会が勝手に決めたことで、そんな決まりはないということが政府側からの話でわかったという話を紹介したエントリー。


 質問通告については、それ事大の妥当性について議論があるけれどもこんなつまらんやり方で政府や官庁をいじめてみたところで身のある議論はできないだろうと憤りを感じる。わかっていたいことだけど議会は、実質的な議論をしてより良い政策を実現していく場にはなっていない。議会をつまらない慣習や秘儀がまかりとおる場にしておいても国民にとっての利益にはならない。どうすればいいか、私のなりの考えをまとめてあらためて書いていきたいと考えている。


河野太郎公式サイト 谷垣総裁、これは絶対におかしい
http://www.taro.org/2010/02/post-713.php


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