杉並区の減税自治体構想について

 今朝は、時間があるので忘れないうちに書いておきたいことをもう一つ書く。自民党名古屋市会議員の横井利明さんのブログに杉並区が進める「減税自治体構想」についてのヒアリングの報告が掲載されていて興味深い。この報告を読む限りでは杉並区の減税自治体構想は、徹底したコストカットをおこなったうえで借金を完全に返済しその後基金を積み立てその運用益を原資に減税をおこなうというもの。おそらく下敷きになっているのは、松下幸之助さんが提唱された無税国家ではないかと思う(山田宏区長は松下政経塾一期生)。この政策への賛否はともかくとして、一定のビジョンとそれを実現するための合意形成が丁寧におこなわれていることは、名古屋市の現状を思うと大変うらやましいことだと思う。そのあたり河村市長も今からでも遅くないので丁寧にやっていただけるといいのだが。職員の減員の仕方やこの構想を実現するに当たっての司令塔、コーディネータ役は誰が務めたのかなど、もう少し突っ込んだところを個人的にも調べてみたい。


●横井利明オフィシャルブログ<杉並区減税自治体構想シリーズ1>政策経営部行政改革担当副参事の白垣学さんに聞いた<杉並区減税自治体構想シリーズ2>山田宏杉並区長に聞いた <杉並区減税自治体構想シリーズ3>山田宏杉並区長が熱弁<杉並区減税自治体構想シリーズ4>山田宏杉並区長との懇談を通して
http://blog.livedoor.jp/minami758/archives/2009-07.html?p=2
http://blog.livedoor.jp/minami758/archives/2009-07.html#20090729


●杉並区 生活ガイド - 減税自治体構想
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/guide/guide.asp?n1=110&n2=950&n3=100