映画、海外ドラマ、アニメ、スポーツ、バラエティなどの動画配信サイト、ミランカ!が6月末でサービスを終了とのこと。
ミランカ[miranca]
http://miranca.com/
やっぱりレンタルビデオ並みの配信料が高くて人気がもう一つだったんですかね。
ところで、私はこのサイトで配信されていた博士も知らないニッポンのウラシリーズのファンで毎月欠かさず見ていました。水道橋博士と宮崎哲弥が各界の濃いゲストを迎えて、基本的には1時間程度、鼎談するというだけの内容だったのですが、お二人の話術のすばらしさとトークテーマをゲストともに掘り下げる技術にはいつも感嘆していました。ゲストも一般の報道番組ではあまり取り上げられない方が多く貴重な話が聞けるので、月2回の配信を大変楽しみにしていたのですが、2008年12月でこの番組も終わりこのさサイトも経営がまずいのかなあと思っていた矢先にこの結末です。動画の有料配信コンテンツだけでペイするビジネスモデルというのは、やはり難しいんですかね。個人的には、博士も知らないニッポンのウラシリーズ並に面白く中身の濃いコンテンツを毎日とはいいませんが一週間に数回程度配信してくれるチャンネルがあれば、月何千円程度なら払っても惜しくないんですが。
これからは、薄く広くで稼ぐ動画配信メディアは無料(広告収入などで稼ぐ)でないと成り立たないのではと思います。あまり褒められた話ではないですけど著作権に触れるような動画であっても大抵のコンテンツは、youtubeやニコニコ動画などの動画配信サイトで無料でいくらでも手に入れることができますから、わざわざお金を払ってまで見る意味がない。一般に流通しない情報やよりクオリティの高いものを有料で配信するのであれば、ターゲットは狭くなりますが少々高額であっても確実にお金を払ってくれる層に向けてコンテンツを作っていけばそれなりにペイするビジネスモデルができるんじゃないでしょうか。その意味では、ミランカはどっちつかずの印象がありました。
ちなみに、『博士も知らないニッポンのウラシリーズ』は、『博士の異常な鼎談』としてリニューアルし東京MXTVで2009年4月より放映されています。番組が復活するというのはめったにない話だと思うのですが、やはり内容のいいものにはちゃんとファンがつくし、観ている人がいるってことなんですね。以前にも書いた気がしますが、放送再開が決まったときには素直に嬉しかったです。
博士の異常な鼎談
http://www.sonymusic.co.jp/etv/hakase-teidan/
博士も知らないニッポンのウラ Vol.1 「タブーなきニッポンの仕掛人」篇 [DVD]
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博士も知らないニッポンのウラ Vol.2 「報道されないニッポンの闇」篇 [DVD]
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博士も知らないニッポンのウラ Vol.3 「’07年 永田町インサイド」篇 [DVD]
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