前回の都知事選で石原陣営と浅野陣営の選挙参謀を務めた二人の選挙のプロが明かす選挙の裏側の打ち明け話。一度でも選挙の現場に入った経験のある人なら、「ああ、こんなことってあるよな。いえるよな」とうなずける話が満載の一冊です。
しかし、日本の選挙って結局のところ根本のところは変わらんよなあ。公開討論会なんかは、ずいぶん開かれるようになったし、政策ということもずいぶん意識されるようになったけれども、選挙を仕切る側から見れば結局のところそれはスパイスの一つでしかないし、べからず法の公選法の影響は大きいとは思いますけど、これは民族性なのかな。金をばら撒かなくなっただけ進歩したとはいえますけど。それでもいつまでもこんな伝統芸能というか秘儀の応酬のようなことをやりあっている選挙でいいんだろうか。
- 作者: 三浦博史,前田和男
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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