藤田和日郎節だなあ

藤田和日郎の連載『シルバーマウンテン』を読んだ。安定の藤田節でオールドファンの心には刺さるのだが、今のサンデーの読者層にウケているのだろうか。龍や天狗の造作やキャラクターなど全体的に童話的というかおとぎ話感が強い印象を受ける。一方で魔術のマニアックな描き方は、藤田和日郎にしか描けない世界観を感じる。個人的には、伝奇色が強かった『双亡亭壊すべし』の方が好みだが、今後の展開がまったく読めず気になる作品ではある。