大嶽教授のお話しを大学生の頃に一度だけ聞いたことがあります。さすがに20年以上前のことで講演の内容はほとんど覚えていないのですが、確か政界再編に関わるものだったと思います。
平成の後期から、現実政治の動きをリアルタイムでフォローすることへの関心がどんどん薄れています。政治に関わる論文はもちろん、文章自体に目を通すことも少なくなりました。
しかし、令和へと時代が移ったことや平成の最後の5年程度は、私も選挙を通じて末端ではありますが現実政治に関わってきたこともあって、ここのところ少し過去を振り返りたい気持ちになっています。
あの時のあの出来事は、政治史的にはどういう意味があったのだろうか。歴史の流れの中でどう位置付けるべき事なのか。本書を読むことをそんなことを考えるきっかけにできたらと思います。