私たちはおめでたい国に住んでいる

 我々が絶対と思い込んでいる価値観は、実はある時代でしか通用しないものである。わかっているはずだが、固定観念や慣習というものからは人は自由になることができない。意識せずとも知らず知らずのうちにそういったものに縛られている。縛られてしまえば幸せを得ることができるという人がいる。私もよくそういうことを言ってきた。しかし、縛られることができない人の苦しみを感じない傲慢さに我々は思いをはせるべきではないか。無意識な価値観の押し付けほど人を傷つけることはない。愛こそ全てという人がいるが本当にそれは絶対的な価値なのか。疑ってみることすらしない人に私は本当の意味での敬意を持つことができない。自戒の念をこめてこのように考える。私は保守の立場をとる人間だが、あらゆる価値を包摂する社会を作り守り育てるという意味の保守でありたい。


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http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20090814/202521/


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