ドキュメンタリーから学ぶマネジメント(?)

 先ほどあまりにも勢いの無いエントリーを書いてしまいましたので少しは前向きな内容を書きます(笑)最近、二つのドキュメンタリー作品を観ました。どちらも非常に印象に残る内容でしたのでご紹介します。


 一つは、岡山県倉敷市の「チボリ公園」が破綻に至るまでの経緯を従業員の奮闘と合わせて描いたドキュメンタリー。もう一つは、山形県長井市第3セクターが経営する「フラワー長井線」の赤字解消への取り組みを取り上げたドキュメンタリー。詳しい内容は公式サイトをご覧いただくとして、どちらも大変興味深い内容でした。


●FNSドキュメンタリー『おとぎの国の迷い道〜倉敷チボリ公園破綻の構図〜』(制作:岡山放送
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/18th/09-114.html


NNNドキュメント'09『これがおらだの走る路 赤字ローカル線の挑戦』(制作:山形放送)
http://www.ntv.co.jp/document/main/20090517.html


 片や破綻した施設、一方は赤字から脱却しようとしている会社と性質は違いますが、それぞれの組織のマネジメントに特徴を感じました。規模の大小はありますが、どちらも職員のやる気やモチベーションは大変高かった。しかし、チボリ公園よりもフラワー長井線の方がそのやる気をうまくトップが経営改善に活かしている印象を持ちました。チボリ公園には、構造的な問題があり現場の改善努力だけではどうにもならない部分が大きかったのですが、活き活きと働く職員の姿を見るとその点が残念でなりません。後、もう一点、フラワー長井線のマネジメント雰囲気はNPOのマネジメントの理想に近かった気がします。パートの職員から社長まで経営の改善のために何が必要か一生懸命考えて行動している。立場の違いはあってもそうした姿勢が共有されている。とてもいい雰囲気の会社で見ていて気持ちよくなりました。


フラワー長井線は映画『スウィングガールズ』にも登場しています。 

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