自分の基礎学力のなさに

 教養というと何か大げさに聞こえるので、ここでは学力と書きます。最近、自分の基礎的学力のなさをいまさらになって嘆いています。義務教育、高等教育と基礎的学力を身につけてこなかったこと。特に英語と数学、化学を中心とした理科系の知識のなさ。大学でも真面目に学問をやらなず、社会人になってからもつまみ食い的に知識をピックアップしてくるだけの日々を過ごして来たつけが今になってボディブローのように効いて来ています。


 先日、レビューでも取り上げた『愛と幻想の日本主義』を読んだ際にも痛感したのですが、どちらかといえば得意なはずの人文、社会科学の分野でも現代日本政治史意外は落第点レベルの知識しかありません。文芸や哲学については基礎的なレベルの書籍も読みこなせていないのが現状です。ましてや自然科学などの理化学系の知識となると無いに等しく。もう一冊、最近、評判を呼んでいる『日本の難点』も今読んでいるのですがこれも読みこなせない。啓発書のはずで、かなり簡単に書かれているのにきちんと理解しながら読むのに難渋しています。


 モノを考える土台となる知識の層の厚みと深みをどうやったらこれから鍛えれるのか、少し悩んでいます。まずは根気を持って基礎的な文献を読み、わからないところは調べるという基本に立ち返るしかないのでしょうが自分の根気の無さが時に情けなくなるときもあります。

愛と幻想の日本主義

愛と幻想の日本主義

日本の難点 (幻冬舎新書)

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