当事者への聞き書きを中心に昭和史を描いてきたノンフィクション作家が昭和を考えるうえでのアプローチの仕方や昭和への思いをつづった一冊。表題には入門とあるが、単純な昭和史への入り口の書というよりは、筆者の昭和という時代への関心、視点の持ち方が率直に書かれており大変興味深い内容となっている。筆者の考え方をどう評価するかは別として、昭和という時代への真摯な思いが伝わってくる良書。
- 作者: 保阪正康
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/04
- メディア: 新書
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