〔新書〕 ライトノベル「超」入門

 近頃では、哲学に類する書でも論評されこともあるライトノベル。わずか20年余りの歴史だが、なかなか奥深いその世界を概観する。だんだん、良い意味でなんでもありのジャンルになってきていることがよくわかる。近年は、折からの出版不況の波やレーベルの乱立の影響もあり全体として売れ行きは快調とはいえないようだが、それでもまだまだ元気のある世界だと思う。しぶとく生き残るのでは。