本日の15時からおこなわれた国家基本政策委員会合同審査会、いわゆる党首討論について書こうと思っていたけど、あまり心に響く内容ではなかったのでせっかく視ましたが、これについて詳しく書くのはお蔵入りにします。まあ、印象的だったのは、麻生総理が、討論と答弁は違うという趣旨のことを発言して会を終えたことでしょうか。そこまでお分かりなら、そのような形になるように「討論」をされればよいと思うのですが、今回も国家基本政策委員会合同審査会は、党首「討論」と呼べるものかどうか、正直なところ疑問な内容でした。私は、別に民主党支持者でもなんでもないのですが、鳩山代表は下馬評よりはうまく論陣を張っていたと思います。福田VS小沢や麻生VS小沢の頃に比べると、個人的には、麻生VS鳩山は見ごたえのある内容でした。今後も通しで視るかどうかは別としてフォローはしようと思います。
さて、党首討論よりも私が今日心引かれたのは、下記の佐々木俊尚さんというジャーナリストの方が書かれた一文です。私は佐々木さんのことは初めて知ったのですが、ブログのプロフィールを読む限りでは、毎日新聞の社会部記者を辞めてフリーになり、ヒルズ族への取材など経済分野で活躍されているジャーナリストのようです。
佐々木俊尚さんのプロフィール
http://japan.cnet.com/member/u97315/profile/
私が気になったのは、「週刊誌記者の取材に心が汚れた」という記事です。あらかじめ取材記者の頭の中にあるストーリーを補強、肉付けするためのコメントをとりたい、そんなためにするだけの取材を受けて傷つかれたという出来事をきっかけとして、新聞やテレビメディアの現状とについて考え、真のリアルはネットやウェブが今や体現している。ネット世界は、何も奇麗な物ではないが、そのリアルの中で自分は悩みながらもこれからも書いていく。そうした意思がみえる内容で大変中身の濃い一文でした。こういう感性をもっているジャーナリストを発見できたのは、私にとっては大変うれしいことでした。
党首討論なんぞよりも、ウェブの世界では、よりリアルで厳しい討論がなされている。そんな気にすらさせられるブログエントリーーだったのでここでご紹介します。
「週刊誌記者の取材に心が汚れた」佐々木俊尚 ジャーナリストの視点 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/blog/sasaki/2009/05/26/entry_27022642/