新・批評の事情―不良のための論壇案内

 かって読んだときは、前著の方が面白いなあと思ったのですが、改めて目を通してみると、こちらも面白い。実は、本書で取り上げられた33人の論客のことは、2年前本書を購入したときにはほとんどしらなかった。2年たって半分ぐらいは名前がわかるようになった。私も少しは勉強したということかな(笑)このご時勢にあえて論壇(そんなものがまだあるとすればだが)で発言しようという人々が何を考えているかよくわかります。それが、多くの人の腹に響くかどうかは、別の問題ですが。

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