自壊する帝国 (新潮文庫 さ 62-2) 2009年04月11日 08:04

 誰しも若い日々はある。外務省のラスプーチンとまで言われた佐藤優にももちろんそんな時があった。友情、新しい知識や経験を得る喜び、そして苦い別れとあらかじめ用意されたかのようでもある挫折、再会ともいえないほど切ない友との一瞬の交錯。彼の考え方の骨格を形成した日々について知ることができた。佐藤氏の著作の中では最も好きな一冊。

自壊する帝国 (新潮文庫)

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