終わりと始まりのマイルス1 (Fx COMICS) 2009年04月08日 19:33

 これは説明が何とも難しい作品だ。出版社でコミックの紹介を考えた編集者はちょっと苦労したんじゃないだろうか。結果、帯の煽り文には、「不思議な世界」とか「ちょっと変わっています」といった言葉が踊っている。まあ、作家さんの名前で一定は売れるのがわかっているから正攻法でやったのだろうけど。


 筆者は元々のデビューは講談社でメジャー系の出版社。自作が2作品アニメ化もされているし、そこそこの漫画好きなら誰でも知っている作家だ。しかし、最近は、アングラ化(というと大げさだけど)が進んだのか、連載時の掲載雑誌も太田出版マンガ・エロティクス・エフというサブカル系(?)の作家陣が揃っている媒体で書いている。


 読後感和は悪くない。面白いのだが。う〜ん。感想がうまく浮かばん。やっぱり「不思議な世界」を描いた作品ですというところでまとめかな(笑)


 前々から疑問なのは、漫画本に限らずカバーの帯に掲載される文を考えるのは誰なんだろうということ。作家さんではないのだろうけど編集か装丁の担当者か、本屋さんのPOPのセールスの文句がいいと売り上げが変わるように、帯の文で衝動買いということも僕はあるので、結構ここはポイントなのではないかと感じました。まったくレビューになってないなこれは・・・

終わりと始まりのマイルス1 (Fx COMICS)

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