ヒストリエ 4 (4) 2007年09月09日 21:46

 マケドニアアレクサンドロス大王に仕えた書記官エウメネスの物語。前々から面白いなあとは思っていたのですが、この4巻の一連のエピソードは傑作の名に値します。まさか寄生獣の作者が、こんなに切ない男と女の別れを描くなんて。


 守るべきもののために愛し合いながらも分かれざるをえなくなる二人の姿が胸を打ちます。平穏な風景を捨てたエウメネスが今後どういった人生を送るのか続きが気になって仕方ありません。岩明先生、どうかあまり休載を重ねずにコンスタントな連載を切に希望します。

ヒストリエ(4) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(4) (アフタヌーンKC)