2009-05-31から1日間の記事一覧

自民党政治の終わり (ちくま新書 741)

今日、自民党政治の終わりは誰もが予感し、あるいは確信している。しかし。それにも拘らず、自民党システムに関わりうる制度を私たちは持っていないのではないか、本書を読了してはじめに感じたことである。 本書は、導入で小沢一郎というある意味自民党シス…

kizasiで視る河村たかし

今朝、日経ビジネスアソシアに目を通していて1週間あたりのブログの記事件数をキーワードに基づいて検索できる『kizasi』がマーケティングに使えるウェブサイトとして紹介されていました。そういえば、こんなサイトあったなと思いながら、早速ためしに「河村…

労働再規制―反転の構図を読みとく (ちくま新書 748)

はじめ本書を手に取ったとき正直面食らった、内容のことでなく、文体がですます調、それも口語に近いような文体で書かれていたからである。よく読んでみると筆者のブログ記事を下敷きに新書にまとめたものだということで、文体がそうなるのはある意味必然と…

50年前の憲法大論争

昭和31年3月16日、衆議院内閣委員会公聴会で政治学者や社会学者の公述人3人に対して与野党の八人の議員が議論を挑んだ記録を発掘したもの。国会の議事録には時々このような貴重な論戦の記録がある。本書を読むと憲法をめぐる論点は、すでに50年前にあらかた…

昭和史入門

当事者への聞き書きを中心に昭和史を描いてきたノンフィクション作家が昭和を考えるうえでのアプローチの仕方や昭和への思いをつづった一冊。表題には入門とあるが、単純な昭和史への入り口の書というよりは、筆者の昭和という時代への関心、視点の持ち方が…

昭和の名将と愚将 (文春新書 618)

おそらくお二人の好みでどの軍人を取り上げるのか決めたのか、結果的に有名、それほど知名度の無い軍事まで多様な人物が紹介され評されている。人物の側面から日本の近現代史を考えてみた人には手軽でお薦め。対談形式のためすらすらと読める。ただし、これ…

サンデープロジェクトと年金

皿を洗ったり、メールに返信したりしながらサンデープロジェクトを久しぶりに観ました。相変わらずだなあというのが実感。与野党ともにそれなりに話せる論客が出ているわりには話が深まらない。今日は、北朝鮮問題や年金問題などが議論の遡上に上がっていま…